チリモンを探せ!

「チリモン」をご存知でしょうか?

チリモンとは、「チリメンモンスター」の略した言葉(きしわだ自然友の会の登録商標)で、チリメンジャコの中に入っている小さな生き物たちのことです。

 チリメンジャコとは、鰯などの稚魚を煮干しにした食品ですが、稚魚の群れには様々な海洋物が混じっており、市販品として売られるまでの間に、そのほとんどが不純物として取り除かれてしまうので、私たちはあまり見る機会はありませんが、タコやイカ、貝の仲間やエビやカニ、タツノオトシゴ…と色々な生き物を見つけることが出来ます。

 以前、魚食普及活動でお世話になった漁業士会さんから教えて頂き、早速きりん組(5歳児)のみんなとチリモン探しを行いました。

チリメンジャコをよーく覗いて見てみると、すぐにタコを発見!

「わぁ~、タコの赤ちゃん♪」                     

次々にカニやエビ、イカやフグが見つかりました。なんと、タツノオトシゴも…!!

準備しておいたチリモン一覧表に載っていない生き物たちも沢山見つかり、これは何だろう?と緊急会議が始まります。

「何かの貝じゃない?」「いやいや木の実だよ」「えー!虫じゃない?」…  調べた結果、“カメガイ”であることが解りました。

見つけたチリモンは、それぞれに持ち帰りました。自宅に戻ってから、「これがタコでね…」と嬉しそうに話す子ども達の様子が目に浮かびます。

今日できりん組(5歳児)さんとはお別れとなり、4月からはピカピカの一年生。

保育園でたくさんの仲間と出会い、たくさん笑って泣いて…共に成長してきました。小学校に入っても、たくさんのことにチャレンジして頑張ってくれることでしょう。頑張れ!一年生!

追伸:このチリモン探しの様子が、一般社団法人 大日本水産会 魚食普及推進センターのホームページでも紹介されています。ぜひご覧ください。 http://osakana.suisankai.or.jp/syokuiku

                     ユズリ葉の杜保育園  榎屋

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