最後の収穫!!

 先日、白菊保育園は卒園式を終えました。きりん組さん(年長クラス)の涙を流す姿には寂しさを感じつつも、凛々しい表情や堂々とした立ち姿に頼もしさを感じる、とても良い卒園式となりました。

 今年も栄養士として食育活動を通し、きりん組さんとの思い出がたくさんできました。中でも園舎裏の畑での活動は多くの発見と学び、気付きがありました。

 春には、夏野菜を植えて毎日水やり。梅雨の時期に入ると「お野菜大丈夫かな~」と心配そうに畑をのぞく子ども達。梅雨が明け、ギラギラと太陽の日が差すと、汗をたくさんかきながら、水やり・草取り。毎日、給食室に「お野菜見に行こう!」と声をかけに来てくれる、働き者のきりん組さんのおかげで、毎日のように収穫があり、ひとつひとつ立派に育ちました。思わず「お店で売れるんじゃない?!」の声も!

 夏は、野菜の他にもスイカを育てました。収穫できたのはなんと10個と、大豊作!収穫したスイカは、保育園のみんなで『スイカ割り大会』をして楽しみ、その後、美味しく食べました。

 秋には、冬野菜の植え付けをしました。苗をポットから慣れた手つきでサッと取り出すしぐさは大人顔負け。だんだんと寒さが厳しくなる中でも水やり・草取りを欠かさずにお世話をしてくれました。みるみる大きく生長する野菜たち。これもまた大収穫となりました!寒さに赤くなる手で大きな白菜を抱え、一言「お鍋にして!」。給食で味噌汁とサラダにして食べました(笑)

 そして、今年度最後の収穫は、大根。なかなか抜けない大根に、まるで『大きなかぶ』のワンシーンのように、連なって引っ張る姿も!やっと抜けたかと思うと、人の形のようなおもしろ大根も採れました。何にでも使える大根は給食でも大活躍。みんなで美味しくいただきました。

 一年を通して、たくさんの野菜が収穫できました。どれもこれもきりん組さんの毎日のお世話のおかげです。野菜を自分の手で育てることは、食べることへの感謝の気持ちや、食物の生長を知ることにつながりました。これからも子ども達と食に親しみながら、楽しく、美味しい活動を続けていきたいです。             

しらぎく保育園 兒玉

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