食事のマナーについて

 涼しさを感じる虫の声に、色づく木々の葉。秋の深まりを感じる頃となりました。

 昨年に引き続き、コロナウイルスの影響で、とっても楽しみにしているクッキングも思うようにできず、少し寂しい思いをしている子どもたち。先日、食育の活動として、きりん・りす・うさぎ組さん(3,4,5歳児クラス)に「食事中のマナー」についてお話をしました。「かっこよく食べるには、どうしたらいいかな?」、「お箸を持っていない反対の手は何をするの?」、「食べ物がお口に入ったまま、お喋りするとどうなるかな?」の問いかけに、絵や写真を見ながら真剣に考え、自信満々に答える子ども達!「背筋を伸ばすってどんな感じ?やってみて!」というと、そこはさすがきりん組さん!(5歳児クラス)。すぐに「ピシッ!」とかっこよく座って、周りのお友だちのお手本になっていました。

 正しい姿勢で食べるということの他に、「バランスよく食べよう」というお話もしました。子ども達は、好きな食べ物を先に食べて、苦手な食べ物を最後に残してしまいがち。私自身、小さい頃は「ばっかり食べ」をしていて苦手なものを時間をかけて食べていました(笑)「三角食べ」と言われる、ご飯、お汁、おかずをバランスよく食べることは、栄養の偏りがなく、消化の働きをよくするメリットがあります。子ども達には、日頃から「苦手なものも好きなものと交代ずつ食べたら、少しずつ頑張れそうだね」など声掛けをしています。 

 お話をした日、給食の様子を見に行くと、「先生見て!交代ずつ食べてよ!」、「もうお野菜食べ終わったんだ~」など嬉しい声が聞こえ、いつもより食べるペースが少し早くなっていたように感じました。そして、「苦手なものも食べられる」ということがちょっとした自信につながり、笑顔が多い給食の時間だったように思います。

「食事中のマナー(ご飯をかっこよく食べるときのお約束)」を守ることで、少しでも、給食の時間や食べることが好きになってくれたらいいなと思います。

ユズリ葉の杜保育園上荒田 東

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