園舎の桜の木の下で

 朝夕はまだ冷え込みが残りますが、日中は暖かな日差しが心地よくも、少し汗ばむような陽気から春も半ばに差し掛かっていることを感じさせてくれます。

 白菊保育園には、元気に走り回る子ども達を見守ってくれる、大きな桜の木があります。先日、2歳児クラスの子ども達と一緒に、この桜を見に行きました。子ども達は、口が開いてしまうほど首を後ろに傾け、「わあ~」「きれいね~」と目を輝かせて桜の木をみつめていました。大人が見る光景より、子ども達にははるかに大きく映っているはずです。園の歴史を知り、大きく立派に立つこの桜の木を見て、子ども達は何を感じたでしょうか…。

 4月1日の入園式でも、満開の花々で子ども達を出迎えてくれた桜の木。ひとつの役目を終え、少しずつ花びらが散り、緑の葉をつけ始めています。子ども達の成長と共に、季節の訪れと、過ぎ去っていく時の流れを知らせてくれているようです。

 今、新型コロナウイルスの影響で世間はいろいろなことを自粛しなければいけない状況にありますが、そんな中でも、白菊保育園のこの桜の木は、近くで子ども達を見守り、私たちに様々な表情を見せながら、「負けないで」「頑張って」と勇気を送ってくれているように感じます。

 桜の木に背中を押してもらいながら、癒されながら、子ども達の健やかな心と体を育んでいきたいと思います。

                              白菊保育園 大石

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